自己啓発本を読むのは、
嫌いではありませんでした。
むしろ好きでした。
- やる気が出る
- 前向きになれる
- 「今度こそ変われる気がする」
本を閉じた直後は、
なぜか人生がうまく回り始めそうな気がしました。
でも、現実はどうだったか。
読んだ直後だけ気分が上がって、
数日後には何も変わっていない。
今思えば、
あれは「やる気が続かなかった」のではなく、
やる気は最初から消える前提だったんだと思います。
モチベーションが落ちるのは異常でも失敗でもなく、ほぼ確実に起きる現象でした。
👉なぜモチベーションは必ず消えるのか|続かないのはあなたのせいじゃない
習慣も
行動も
結果も
結局、元通り。
そして、こんなふうに思うようになります。
「自分には自己啓発本すら効かない」
「意識が低いんだろうな」
でも今なら、はっきり言えます。
続かなかった理由は、
本を信じすぎていたからでした。
でも当時の自分は、
「続かない=才能がない」と
無意識に決めつけていました。
実はこの思い込み自体が、
何度も挫折を繰り返す原因だったと
後から気づきました。
👉継続できないのは才能の問題なのか?|何度も挫折してきた人ほど知ってほしい真実
自己啓発本にハマっていた頃の自分
当時の自分は、
うまくいっていませんでした。
仕事も
生活も
習慣も
どこか噛み合っていない。
だから本屋に行き、
タイトルで本を選びました。
- 人生が変わる
- 今日から別人
- 成功者の思考法
- 続ける力
どれも魅力的でした。
読みながら、
何度も頷きました。
「たしかにそうだよな」
「これは本質だ」
「自分もこうなりたい」
でも、読み終わって数日すると、
現実は何も変わっていませんでした。
読んだだけで満足していた事実
今振り返ると、
当時の自分はある勘違いをしていました。
それは、
「理解=できるようになった」
と思っていたことです。
自己啓発本は、
たしかに納得感があります。
- 考え方は正しい
- 理屈もわかる
- 論理も通っている
だから錯覚します。
「もう一段階、成長した」と。
でも実際は、
何も実装されていませんでした。
頭の中が整理されただけで、
生活は1ミリも変わっていなかった。
なぜ自己啓発本を信じすぎると続かないのか
理由①「読むだけで変われる」と期待してしまう
自己啓発本は、
読者の背中を押すために書かれています。
そのため、
- 未来の自分
- 成功後の姿
- 理想の思考
が、かなり魅力的に描かれています。
すると無意識に、
「この本を読めば、そこに近づける」
と期待してしまう。
でも現実は、
読んだ時点では何も始まっていません。
期待値だけが先に上がり、
行動が追いつかない。
このズレが、
「続かなさ」を生みます。
理由②「自分が変わる前提」で書かれている
多くの自己啓発本は、
こんな前提で話が進みます。
- 意識が高い
- 時間を確保できる
- 前向きに挑戦できる
でも現実の自分は、
- 疲れている
- 余裕がない
- 続かなかった経験が多い
そのギャップを無視して
本の内容をそのまま当てはめようとすると、
当然、無理が出ます。
結果、
「できない自分」
だけが残ります。
理由③「変わるのは自分だ」と思い込みすぎた
一番大きかったのは、これです。
自己啓発本を読んでいた頃の自分は、
変わらなきゃいけないのは、自分の中身
だと思っていました。
・考え方
・意識
・マインド
それさえ変えれば、
行動も結果もついてくる、と。
でもこれは半分だけ正しくて、
半分は間違いでした。
本当に変えるべきだったのは「環境」だった
今なら、はっきり言えます。
変えるべきだったのは、
意識よりも環境でした。
自己啓発本を読んで続かなかった経験も、
習慣が定着しなかった理由も、
すべてここに集約されていました。
「なぜ自分は何度も三日坊主になるのか」
「どうすれば、今度こそ続くのか」
を一度まとめて整理したのが、この記事です。
👉三日坊主を何度も繰り返す人へ|続かなかった原因と対処法まとめ
- やらざるを得ない状況
- 自然にやってしまう流れ
- 考えなくても動く仕組み
これを作らずに、
「今日から意識を変える」と思っても、
続くわけがありません。
自己啓発本は、
そのことをあまり教えてくれません。
なぜなら、
売り物は「希望」だからです。
自己啓発本が悪いわけじゃない
ここ、誤解してほしくないです。
自己啓発本は、
決して無意味ではありません。
むしろ、
- 考え方のヒント
- 視点のズレに気づく
- 自分を責めすぎなくなる
こういう価値は、確実にあります。
問題は、
使い方と期待値でした。
自己啓発本を読んでも続かなかった人へ
もしあなたが、
- 何冊も読んだけど変われない
- 読むたびに一時的にやる気が出る
- 結局、行動が続かない
そう感じているなら、
それは普通です。
あなたが弱いわけでも、
才能がないわけでもありません。
本に「変わる役割」まで期待しすぎていただけです。
今なら、自己啓発本をこう読む
今の自分は、
自己啓発本をこう使っています。
- 全部やろうとしない
- 1つだけ拾う
- 行動しなくても責めない
そして何より、
「読んでも変わらない前提」で読む
これだけで、
本との距離感が一気に楽になりました。
自己啓発本を信じすぎていた頃の自分へ
最後に、
過去の自分に言いたいことがあります。
変われなかったのは、
本のせいでも、自分のせいでもない。
ただ、
期待の置き場所を間違えていただけだ。
本は、
人生を変えるものじゃない。
人生を変える“きっかけ”を
くれるだけの存在だった。
まとめ
自己啓発本を信じすぎて続かなかった理由は、
- 読むだけで変われると思っていた
- 自分の意識を変えれば十分だと思っていた
- 環境を後回しにしていた
これだけです。
もし今、
自己啓発本を読みながら
「また続かなかった」と感じているなら、
それは失敗ではありません。
一段、現実側に降りてきただけです。
そしてそれは、
ちゃんと前進しています。


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