習慣化アプリを入れた直後は、少しだけ人生が変わったような気がしました。
筋トレ、勉強、早起き、副業。
続けたいことをアプリに登録して、通知を設定して、最初のチェックを付ける。
きれいに並んだ目標や達成記録を見ると、
「今度こそ続けられそう」
と思うんです。
僕も何度も習慣化アプリを入れました。
初日は全部達成。
2日目も通知に合わせて行動する。
グラフや連続記録が伸びるのを見るのも楽しかったです。
でも数日後には、通知を見ても動かなくなる。
できなかった記録を見るのが嫌になり、アプリ自体を開かなくなる。
最後には、ホーム画面から削除して終わりでした。
以前は、アプリすら続けられない自分を見て、
やっぱり自分は何をやっても続かない
と思っていました。
でも今振り返ると、僕が続けられなかったのは、アプリの性能が悪かったからでも、単純に意志が弱かったからでもありません。
習慣を続ける前に、アプリを管理することが目的になっていたからです。
この記事では、僕が習慣化アプリを何度も入れてはやめた経験から、続かなかった理由と、その後に変えたことを紹介します。
先に結論|アプリが続かないなら3つから選べばいい
習慣化アプリが続かないとき、必ず別のアプリを探す必要はありません。
選択肢は次の3つです。
| 今の状態 | 見直すこと |
|---|---|
| 行動自体が重い | 登録している目標を小さくする |
| 記録や通知が負担 | アプリの使い方を簡単にする |
| アプリを開くこと自体が嫌 | 紙やメモへ変える、または記録をやめる |
大事なのは、
「どうすればアプリを毎日開けるか」
ではなく、
「本来続けたかった行動に、アプリが役立っているか」
で判断することです。
アプリは習慣そのものではありません。
使わない方が行動しやすいなら、やめても問題ありません。
僕が習慣化アプリを入れては消していた流れ
僕が習慣化アプリを使うと、毎回ほぼ同じ流れになっていました。
1.最初に目標をたくさん登録する
アプリを入れると気持ちが大きくなります。
僕は一度に、
- 筋トレ
- 勉強
- 早起き
- 副業
などを登録していました。
しかも内容は、
- 筋トレを毎日30分
- 勉強を毎日1時間
- 毎朝6時に起きる
- 帰宅後に副業する
という、元気な日にしかできないものばかり。
この時点では、目標がきれいに並んだ画面を見て満足していました。
でも、生活の中で本当に実行できるかまでは考えていませんでした。
2.最初の数日は記録することが楽しい
チェックが付く。
連続記録が伸びる。
達成した項目が色付きで表示される。
最初の数日は、行動よりも記録を見ることが楽しかったです。
今思えば、
習慣を続けている
というより、
習慣化アプリを使いこなしている
ことに満足していました。
3.一度できない日が来る
仕事が忙しかった日。
残業で帰宅が遅くなった日。
疲れてソファから動けなかった日。
予定どおりできない日は必ず来ます。
その日に未達成が付くと、連続記録が途切れる。
すると、行動できなかったこと以上に、
「せっかく続いていた記録が切れた」
ことが気になりました。
4.アプリを開くこと自体が嫌になる
未達成が一つなら、まだ翌日に開けます。
でも二つ、三つと増えていくと、だんだん画面を見たくなくなりました。
通知が来ても、
やる時間だ
ではなく、
またできていないことを思い出させられた
と感じるようになります。
通知を切り、アプリを開かなくなり、最後には削除する。
僕はこの流れを何度も繰り返していました。
習慣化アプリが続かなかった5つの理由
理由1.アプリを入れたことで始めた気になっていた
新しいアプリを探して、比較して、登録項目を整える。
これだけでも、意外と達成感があります。
僕は「始める準備」をしただけなのに、すでに前へ進んだような気持ちになっていました。
でも、本当に必要なのはアプリを整えることではなく、実際に腕立てをする、本を開く、パソコンへ向かうことです。
対処法:設定より先に一度行動する
新しいアプリを入れる前に、まずその日に一度だけ行動します。
筋トレなら一種目。
勉強なら一問。
副業なら見出しを一つ。
行動できた後で、
「この記録を残す必要があるか」
を考えます。
記録することから始めるのではなく、行動した後に必要なら記録する順番に変えます。
理由2.登録する習慣が多すぎた
アプリを入れた直後は、生活全体を一気に変えたくなります。
僕も筋トレ、勉強、早起き、副業を同時に登録していました。
でも、毎日四つの項目を確認するだけでも負担になります。
一つできなければ未達成が残り、全部できなければ失敗した気分になる。
アプリが続かなかったというより、最初から管理する量が多すぎたんです。
対処法:最初は一つだけ登録する
本当に変えたいことを一つだけ残します。
一つが自然にできるようになってから、必要なら次を追加する。
すでに複数登録している場合も、全部を守ろうとせず、一度一つまで減らして構いません。
理由3.行動とは別に「記録する作業」が増えた
本来やりたかったのは筋トレや勉強です。
でもアプリを使うと、
- 行動する
- アプリを開く
- チェックする
- 記録を確認する
という作業が増えます。
余裕がある日は問題ありません。
ただ、忙しい日は行動できても記録を忘れます。
すると、
やったのに記録が残っていない
ことが気になり、過去の記録を埋め直すようになる。
いつの間にか、行動よりも記録を整えることへ時間を使っていました。
対処法:記録を後回しにしてもよいルールにする
記録できなかった日があっても埋め直さない。
行動した事実があれば、それで終わりにします。
チェックするのが負担なら、
- 週末に一度だけ振り返る
- カレンダーに丸を付ける
- 紙へ一言だけ書く
- そもそも記録しない
という方法でも十分です。
理由4.通知がリマインドではなく催促になった
最初の数日は、通知が行動のきっかけになりました。
でも仕事で疲れて帰宅した夜に通知が鳴ると、気持ちは変わります。
そろそろやろう
ではなく、
疲れているのに、またやらなければいけない
と感じるようになりました。
設計したときの自分は元気でも、通知を受け取る自分には余力がありません。
その差が、通知をプレッシャーに変えていました。
対処法:通知を切るか、時間帯を変える
通知を受け取るたびに嫌な気持ちになるなら、一度切って構いません。
また、仕事終わりに毎回できないなら、夜の通知を増やすより、
- 朝
- 昼休み
- 休日の午前中
へ行動する時間を移した方が合うこともあります。
仕事から帰ると何もできない場合は、アプリより先に時間帯や作業量を見直した方がいいです。
👉仕事終わりに何もできない原因と対処法
理由5.未達成を見て「全部失敗した」と考えていた
僕が使っていたアプリでは、できなかった日が画面上にはっきり残りました。
一日できなかっただけなのに、連続記録が途切れると、
もう続いていない
と思っていました。
すると翌日に再開するより、記録が崩れた画面から離れたくなる。
問題は一日休んだことではなく、記録が途切れた瞬間に全部を終わりにしていたことでした。
対処法:連続日数を成功基準にしない
毎日続けることだけを成功にしません。
- 一週間で3回できた
- 忙しい週でも一度はできた
- 休んだ後に再開できた
という見方もできます。
毎日やる必要がない習慣なら、週単位で記録する方が気持ちが楽になることもあります。
アプリをやめて紙メモに変えたら楽になった
何度目かの削除後、僕は小さな紙のメモへ変えました。
書いたのは、次のような短い内容です。
- 筋トレ:一種目
- 勉強:本を開く
- 副業:5分だけ進める
アプリのような通知も、連続記録もありません。
できなかった日が赤く残ることもありません。
紙だから続いたというより、記録方法が軽くなり、未達成を何度も見返さなくなったことが大きかったと思います。
ただし、紙メモも必ず毎日書いているわけではありません。
疲れている日は休む。
少し余力がある日は軽く進める。
余力がある日は通常どおり取り組む。
記録を守ることではなく、その日の状態に合わせて行動を選ぶようにしました。
アプリをやめたことで、ようやく、
「記録を続けることと、行動を続けることは別」
だと気づきました。
習慣化アプリが続かない人が最初に見直す3つのこと
1.登録している項目を一つに減らす
すべてを変えようとせず、今一番続けたいものだけ残します。
どれを残すか決められない場合は、
今月一つだけ変えるなら何か
で選びます。
2.できたか判断できる行動に変える
「運動する」「勉強する」「副業する」では広すぎます。
- スクワットを5回する
- 問題を一問解く
- 記事タイトルを一つ考える
のように、終わりが分かる行動にします。
3.アプリを使う目的を決める
アプリに何を求めているのかを確認します。
- 忘れないための通知が欲しい
- 行動した記録を残したい
- 達成数を振り返りたい
- ゲーム感覚で楽しみたい
目的が分かれば、不要な機能を使わずに済みます。
一方で、目的が思いつかないなら、無理にアプリを使う必要はありません。
習慣化アプリが合う人・合わない人
合いやすい人
- 記録を見ると行動しやすくなる
- 一つの習慣に絞れる
- 未達成の日があっても気にしすぎない
- 通知が行動のきっかけになる
- 数字やグラフを見るのが楽しい
合いにくい人
- 設定を整えるだけで満足してしまう
- 一度に多くの習慣を登録してしまう
- 未達成を見るとアプリを開きたくなくなる
- 通知を催促のように感じる
- 記録そのものが負担になる
当てはまるからといって、永久に使えないわけではありません。
まず項目や通知を減らして、それでも負担ならやめる。
そのくらい軽く判断して大丈夫です。
習慣化アプリをやめても問題ない
習慣化アプリを消すと、
また続けられなかった
と感じるかもしれません。
僕もそうでした。
でも、アプリを使い続けることが目的ではありません。
目的は、筋トレ、勉強、副業など、本当に続けたかった行動を生活の中へ残すことです。
アプリをやめた方が行動しやすくなるなら、それは挫折ではなく、方法を変えたということです。
反対に、目標や通知を軽くしたことで使いやすくなるなら、そのまま使えばいい。
「アプリを使うか、使わないか」ではなく、
自分の行動を助けているか、邪魔しているか
で判断します。
まとめ|続けるべきなのはアプリではなく行動
習慣化アプリが続かなかった理由は、アプリだけにあるわけではありません。
僕の場合は、
- 入れたことで始めた気になった
- 一度に多くの習慣を登録した
- 行動とは別に記録作業が増えた
- 通知を催促のように感じた
- 未達成を見て全部失敗したと思った
という使い方が原因でした。
アプリが続かないときは、別のアプリを探す前に、
- 目標を一つに減らす
- 行動を具体的にする
- 通知や記録を簡単にする
- 合わなければアプリをやめる
という選択肢があります。
アプリを使い続けられなくても、本来続けたかった行動まで諦める必要はありません。
習慣化アプリは、あくまで道具です。
道具が合わなければ、使い方や道具を変えればいい。
習慣化アプリだけでなく、何を始めても三日坊主になる原因を整理したい人は、こちらも参考にしてください。
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