結論|完璧主義の人ほど続かないのは「意志」の問題ではありません
結論から言います。
完璧主義の人ほど続かないのは、意志が弱いからではありません。
最初から「成功の条件」を高く設定しすぎているからです。
「中途半端は意味がない」
「やるなら完璧にやりたい」
そう思ってきた人ほど、
なぜか挫折を繰り返します。
しかしそれは性格の欠点ではありません。
続かない構造の中で、全力を出していただけでした。
理由|完璧主義が続かない3つの構造的原因
① スタート時点で「理想の自分」を前提にしている
完璧主義の人は、何かを始めるとき無意識にこう考えています。
- 毎日できるはず
- 途中でサボらないはず
- モチベーションは維持できるはず
つまり、最初から「理想の自分」でスタートしているのです。
しかし現実の自分はどうでしょうか。
- 疲れる日がある
- 気分が落ちる日がある
- 想定外が普通に起きる
このズレを無視したまま始めるため、
一度崩れただけで全体が崩壊します。
多くの人が勘違いしているのが、
「やる気さえあれば続くはず」という考え方です。
実は、続いている人ほどやる気に期待していません。
👉やる気に頼ると続かない理由|続く人が、最初に捨てた考え方
② 「0か100か」で自分を評価してしまう
完璧主義の人の評価基準はとてもシンプルです。
- できた → 成功
- できなかった → 失敗
たとえば、
- 10分しかできなかった → 意味がない
- 1日休んだ → もうダメ
- 完璧にできなかった → やる資格がない
この評価基準の何が問題かというと、
続けている途中の自分をすべて否定してしまう点です。
本来、続けるために必要なのは「できた実感」です。
しかし完璧主義は、その実感を自分から消してしまいます。
「10分しかできなかったら意味がない」
「完璧にできなかったら失敗」
こうした思考の背景には、
最初から目標を大きく設定しすぎている問題があります。
👉続かない人ほど目標が大きすぎる理由|やる気がある人ほど挫折する本当の原因
③ 「続かない前提」を一切用意していない
完璧主義の人ほど、こう考えがちです。
「今回は続く」
「今度こそやめない」
「もう失敗しない」
つまり、続かない可能性を想定していないのです。
その結果、次のものが用意されていません。
- サボった日の扱い
- やれない週の対処
- 再開するための仕組み
だから一度途切れると、
サボる → 自己嫌悪 → やる気低下 → 再開できない
という、いつものルートに入ります。
具体例|「ちゃんとやろう」とするほど失敗していた過去
私自身も、典型的な完璧主義でした。
- 習慣化アプリを完璧に使おうとして挫折
- 自己啓発本の通りにやろうとして疲弊
- 最初から理想の生活リズムを作ろうとして崩壊
どれも共通していたのは、
「ちゃんとやろう」としすぎていたことです。
少しでも崩れると、
「自分は続かない人間だ」
「中途半端ならやらない方がマシだ」
そうやって、自分で自分を追い込んでいました。
気づいたこと|続いている人ほど「雑」だった
あるとき気づきました。
本当に続いている人は、最初から完璧を目指していないということに。
- やる気がない日は普通に休む
- できない日があっても気にしない
- 成果より「戻れた回数」を重視する
頑張っていないように見えるのに、
なぜかやめていない。
ここで初めて理解しました。
続く人は、意志が強いのではなく「壊れない設計」をしているのだと。
再結論|完璧主義ほど「続ける設計」が必要だった
完璧主義ほど続かない理由は明確です。
完璧を目指す人ほど、
続けるために必要な「余白」を作っていなかった
続けるために必要なのは、
- 失敗してもOKという前提
- 10点の日があっても許される基準
- 途中で投げても戻れる逃げ道
これらが揃って初めて、人は続けられます。
価値観の転換|完璧かどうかではなく「戻れるかどうか」
ここで視点を一つ変えてみてください。
× 完璧にできるか?
○ 失敗しても戻ってこれるか?
この問いに変えただけで、
続けるハードルは驚くほど下がります。
もしあなたが、
「今回も同じパターンで終わりそうだな…」
と感じているなら、それはあなただけの問題ではありません。
続かなかった人には、必ず共通する原因と対処パターンがあります。
👉三日坊主を何度も繰り返す人へ|続かなかった原因と対処法まとめ
今日からできる小さな実践
- 目標を1/10にする
- 毎日ではなく「できたらOK」にする
- やらなかった日を記録しない
- 再開することだけをルールにする
これだけで十分です。
まとめ|完璧主義は悪ではない
完璧主義は、真面目でちゃんとやろうとする人の証拠です。
ただし、
続けることにおいて完璧は最大の敵になります。
続かなかった過去があるなら、
それは意志の問題ではありません。
完璧を求めすぎただけです。
「ちゃんとやる」より、
「戻ってこれる設計」を。
それが、完璧主義の人が唯一続く道です。


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