僕はこれまで、何かを始めても長く続かない自分に悩み続けてきました。
ダイエット、勉強、運動、早起き、副業、習慣づくり。
始めた直後はやる気があるのに、数日から数週間で手が止まり、そのたびに「自分は意志が弱い人間なんだ」と考えてしまう。
そんな経験を何度も繰り返してきました。
この記事では、
僕が習慣化アプリを3回インストールし、
3回とも途中でやめてしまった体験をもとに、なぜ続かなかったのか、当時どんなことを考えていたのか。
そして今振り返って見えてきた本当の原因について整理します。
「何かを変えなければ」と思っていた当時の状況
習慣化アプリを使い始めた当時、生活が大きく破綻していたわけではありません。
仕事は普通にこなし、
最低限の日常は回っていました。
ただ、振り返ったときに「このままでいいのか」という漠然とした焦りが常にありました。
毎日を何となく過ごしている感覚。
やりたいことはあるのに、何も積み上がっていない感じ。
周りと比べて劣っているわけではないのに、自分自身に納得できていない状態でした。
そんな中で、「せめて一つくらい、続けられる習慣が欲しい」と思うようになりました。
その答えとして目に入ったのが、習慣化アプリでした。
「これなら続くかもしれない」と感じた理由
それまでにも、何度か習慣づくりに挑戦してきましたが、いずれも失敗しています。
そのため、「気合」や「根性」に頼る方法には限界を感じていました。
👉やる気に頼ると続かない理由|続く人が、最初に捨てた考え方
習慣化アプリに魅力を感じたのは、「自分で頑張らなくても、仕組みで支えてくれそうだ」と思えたからです。
チェック機能、通知、記録の可視化。
どれも、自分の弱さを補ってくれるように見えました。
「今回は意志の力ではなく、仕組みで続ける」
そう思えたことが、アプリを入れた一番の理由でした。
最初の数日は、確かに順調だった
アプリを使い始めてから数日間は、想像以上にうまくいっていました。
通知が来るたびにタスクをこなし、アプリを開き、チェックを入れる。
その小さな行動が、思った以上に気持ちよかったのを覚えています。
「今日もできた」という表示を見るたびに、少し安心する。
続いている自分を、
ほんの少し誇らしく感じる。
「やっぱり、仕組みさえあれば自分でも続けられるんだ」と思えていました。
この時点では、失敗する未来はあまり想像していなかったと思います。
アプリを開かなかった、たった一日の出来事
続かなくなったきっかけは、
とても些細なものでした。
・忙しかった日
・帰宅が遅くなった日
・疲れていた日
理由はいくらでもつけられるような、
よくある一日です。
その日は、
通知が来たことに気づいていました。
ただ、「あとでやろう」と思ったまま、アプリを開かずに一日が終わりました。
一日抜けただけ。
それだけのことなのに、ここから流れが変わりました。
チェックが空いた瞬間に起きた、頭の中の変化
翌日、アプリを開いたとき、昨日のチェックが空白になっているのが目に入りました。
その瞬間、少しだけ胸がざわつきました。
「まあ、一日くらいなら問題ない」
「また今日からやればいい」
そう思おうとする一方で、別の声も浮かんできます。
「どうせまた続かないんじゃないか」
「前も同じところでやめた」
「やっぱり自分はダメなんだ」
その日は、
結局チェックを入れませんでした。
やらなかった理由を、忙しさや疲れのせいにしながら、どこかで「もう無理かもしれない」と感じていたと思います。
2回目、3回目も同じ流れだった
一度やめてしまったあとも、しばらくしてからアプリを再インストールしました。
「今度こそ」「前回はたまたま」という気持ちで、もう一度始めます。
しかし、結果はほとんど同じでした。
最初は順調で、数日続き、どこかで一日抜ける。
その一日をきっかけに、気持ちが崩れていく。
3回目にアンインストールしたときには、「またか」という諦めに近い感覚がありました。
やめたあとに残ったのは、何も変わらない日常だった
アプリを消した直後は、
少しだけ気持ちが軽くなりました。
「やらなきゃ」というプレッシャーから解放されたからです。
ただ、数日経つと気づきます。
アプリをやめても、
生活は何も変わっていませんでした。
習慣は身につかず、
自己評価だけが下がった状態。
「やっぱり続かなかった」
という事実だけが残りました。
当時の自分が勘違いしていたこと
当時の僕は、
続かなかった理由をすべて「自分の問題」だと考えていました。
意志が弱い、甘えている、根性が足りない。そうやって自分を責めていました。
👉継続できない人は「意志が弱い」のか?|続かない本当の理由とやめるべき思い込み
しかし今振り返ると、そこに大きな勘違いがあったと感じています。
それは、「続ける前提」でしか設計していなかったことです。
本当の原因は、意志ではなく設計だった
習慣化アプリ自体が悪かったわけではありません。
問題は、「毎日続けられる前提」で使っていたことでした。
一日抜けたときに、どう戻るか。
できなかった日に、どう扱うか。
その設計が、最初から用意されていなかったのです。
続く人向けの設計を、
続かない自分に当てはめていた。
それが、何度も同じ失敗を繰り返した原因だったと感じています。
もし今やり直すなら、こう考える
もし今、もう一度習慣づくりに取り組むなら、僕は「毎日続ける」ことを目標にしません。
・途切れるのは前提
・やめても戻れることを重視
・チェックより再開のハードルを下げる
続けることより、「やめたあとに戻れるかどうか」を中心に設計すると思います。
続かなかった経験は、無駄ではなかった
習慣化アプリを3回アンインストールした経験は、当時は失敗でしかありませんでした。
しかし今では、「自分に合わないやり方が何か」を知るための経験だったと捉えています。
続かなかった過去は、
ダメな証拠ではありません。
合わない方法を選んでいただけだった可能性もあります。
この記事が、同じように「続かない自分」を責めている人にとって、少し視点を変えるきっかけになれば幸いです。


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